パンデミックに選択されるリーダー

コロナ感染が一向に収まらないなか、国の首長が軽口と前言無視した宣言の繰り返し、皆が辟易し呆れかえっているというのが実情でないでしょうか。
医療専門家の中で感染者増加,無策故の医療崩壊が現実のものになった今、各人が予防策を講じる他、知恵が出ない。
つい先ごろ、パトリシア・コーンウェルの女性検視官スカーペッタを主人公とする2000年ころを舞台とする小説の一節に、「インフルエンザ感染予防の常識は、他人と接触としない、ジムへ行かない、飛行機に乗らない」という3ナイ宣言を見つけました。昔から3ナイ、3密回避は感染症予防の王道です、遵守あるのみ。
とは言え、米国では今冬インフルエンザにより2万人がなくなっており、標語履行自主防衛叫ぶだけでは、重症、死を逃れるのは難しい。
徹底した早期感染切り分け、隔離、治療が必須なのに、その体制を3ヶ月掛けても整えられない首長が、繰り返す嘘に胸糞悪くなります。
実に、4月に半まで、コロナは他国のお話で、わが国にはそれほど心配する事態は発生しないはずと多くの人がそうありたいと期待する、まさにそのような、政府が担いだ専門家と首長が毎日のように繰り返す、発言が横行していました。
古代ローマカエサルは、民が見たい、期待しているように見せ、その裏で、見たくない現実を民が観なくて済むよう手を打つのがリーダだという趣旨の言葉を残していますが、庶民と同じレベルあるいはそれ以下の思考力しかもたない首長は、退席させなけれなりません。